京の小径

京都のローカルな話題の備忘録。

「琳派 京を彩る」@京都国立博物館♪ - RINPA -

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京都国立博物館で開催中の「琳派 京を彩る」展を観に行ってきました。

待ちに待ったRINPA展。

やっとほんまもんの風神雷神にお会いすることが出来ました。^-^

 

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七条通の街灯におわします風神さま。

 

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入り口でお出迎えの雷神さま。

 

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そして、猫ちゃん…じゃなくて、「トラりん」も入り口におりました。

京都国立博物館の公式キャラクターだそうです。

土・日・祝日は、トラりんに逢えるそうです。^-^

 

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「トラりん」はこの絵から抜け出してきたようです…。^-^;

光琳もびっくり、昨今、何でもかんでもゆるキャラにしちゃうのね。

 

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明治古都館。

 

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こちらは只今修復のため、休館中。

 

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そんなわけで、RINPAは、平成知新館のほうで開催中です。

☆混み具合

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すいているかと思ったら、建物内に行列が出来ていました。^-^;

朝一番(9時半)に行きましたが、会場内に入れたのは20分後ぐらいです。

(その後も、だいたい20分待ちでした。土日はもっと混みそうですね。)

↓混雑状況はこちらで確認出来ます。

twitter.com

 (追記)

風神雷神3枚揃い踏みになってから、午前中はえらい混んでますね。

10時頃だと120分から180分待ちとか…。-_-;

Twitterの混雑状況でこの2日(10/27,28)見てると、

午後3時以降はややマシかも…です。

でもまた状況がかわるかもしれないので、

行かれる方は上のTwitterで混雑状況を把握してみてくださいね。

 

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☆印象に残った作品備忘録

この絵は鶴下絵三十六歌仙和歌巻(光悦筆・宗達画)の一部。

この三十六歌仙は絵に動きがあって素晴らしかったです。

光悦筆、宗達画のものがいくつも出ていたのですが、

半月(下弦の月っぽい)と萩の絵によるものがいいなぁと

しみじみ。

秋の草花って、やっぱり絵になるんですよね。

風情があります。

そしてこの時期に展覧会をしたのは、

もしかして、この秋の草花の絵に合わしたんじゃないかと

思ってしまうくらいです。^-^;

あと、個人的に印象に残ったものを書きとめ。

☆国宝・蓮池水禽図(宗達) かいつぶりが可愛いです。^-^

 蓮はたらし込み。

☆牛図(宗達) 頂妙寺の特別拝観に行けなくて見られなかった牛図、

    こちらで拝見出来てよかったです。^-^

☆舞楽図屏風(宗達) 蘭陵王や還城楽など、最近見た舞楽の絵に、

 なんだか親しみを覚えます。

☆月に秋草図屏風(宗達) 秋の風情。

 月が黒いのはもともと銀だったからかしらん?

三十六歌仙図屏風(光琳) 所狭しと描かれた歌人たち。

 ユーモラスでなんだか楽しい一枚。^-^

☆四季花鳥図巻 下巻(酒井抱一) 草花、そして生き物たち♪

 やっぱり抱一が描く生き物は可愛らしい。

 

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☆ミニワークショップ体験♪

2階ではミニワークショップが開催されていました。

小さな団扇や扇子の形をした紙のなかに、

あらかじめ用意されたスタンプを押して、

琳派デザインに挑戦するというものです。

琳派の特徴について10分ほど説明を受けたあと、

実際にやってみます。

琳派の構図のポイントは、

①くり返す ②はみ出す 

③余白をおく ④ジグザグに置く

ということらしいのですが、

これは作品を見る時にも

「あぁ、なるほど!」と思える話でした。

たとえば、この上の写真の鶴、はみ出していますよね?

これはこの看板を作る時にカットしたわけではなく、

もともとこんな風に鶴の体がはみ出しているんです。

そんなことに留意して作品を見てみると、

またあらたな発見があって、面白いと思います。^-^

風神雷神

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風神雷神絵葉書♪

上から宗達、光琳、抱一です。

宗達から百年後、光琳が模写をして、

さらに百年後、抱一が光琳風神雷神を模写したそうです。

今日の朝日新聞の解説によると、

抱一はどうやら元絵の宗達の風神雷神図を知らず、

光琳のがオリジナルだと思っていたそうです。

そして、宗達の雷神の雷ははみ出していて(確かに!)、

他の2名ははみ出していません。

昨日はまだ抱一の作品は展示されていなかったので、

宗達と光琳風神雷神を拝んできました。

三枚の風神雷神が出そろうのは、

10月27日から11月8日までだそうです。

☆図録

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 琳派の図録(3,000円也)

 

☆お土産

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RINPA クリアファイル。

最近、展覧会ごとにクリアファイルを手に入れている気がします…。^-^;;

 

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抹茶とニッキの「風神雷神」おたべ。

そして催しごとに、おたべを購入している気がします…^-^;;

(虎屋さんの風神雷神羊羹とどちらにしようかと迷ったんだけれど、

結局おたべにしました、笑。)

他にも風神雷神仕様の八ッ橋(生じゃなくて、かたい八ッ橋のほうね)も

ありましたよ。

 

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琳派 京を彩る」の会期は11月23日まで。

金曜日は午後8時まで開館しているそうです。

 ↓琳派展、詳しくはこちら。

www.kyohaku.go.jp

 

琳派展のあとは、建仁寺さんへ♪

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風神雷神の複製画。

ん?去年訪れた時と複製画が違うような…あらたに作ったのかしらんね?

 

国立博物館から建仁寺さんまで、タクシーで800円程度。

4人グループでしたら、バス利用より速いしお得です。^-^

(バスだと、国立博物館前のバス停から206系統に乗って東山安井下車です。)

京都国立博物館琳派展→祇園でランチ→建仁寺さんというのが、

おすすめパターンです。^-^

(追記)

風神雷神3枚揃い踏みになってから、午前中混んでいるみたいだから、

よっぽど朝早くから並ばないと、祇園ランチは難しそうですね。

ランチは博物館近辺ですませて、

祇園で甘いもん食べるパターンのほうがいいかもしれませんね?

 

↓(追記)建仁寺さんの記事、あげました。m(_ _)m

kazenokomichi.hatenablog.jp

 

(2015.11.18追記)

後期展示になってから観にいってきました。

kyonokomichi.hatenablog.com

 

関連エントリー

これは3月にあったプロジェクションマッピングの催しです。

kyonokomichi.hatenablog.com

 

(おまけ)

平成知新館内にあるレストラン「The Muses 」については、

こちらの記事をご覧下さい。m(_ _)m

kyonokomichi.hatenablog.com