妙心寺@「京の冬の旅」特別公開の続きです。
天球院を出た後、「霊雲院」へとまいりました。
霊雲院は「妙心寺四派」と呼ばれる「霊雲派」の本庵。
室町時代末期、妙心寺の第25世主持・円満本光国師(大休宗休)が
その師特芳禅傑禅師を勧請開祖として創建したお寺です。
かつての本堂(方丈)は栂尾から移築したもの。
現在は元禄6年(1693)に再建されたもの。
南庭には、樹齢数百年の五葉松が植えられています。
銀閣寺の東求堂「同人斎」とともに、
簡素な初期書院造りとして、貴重な建物です。
「御幸の間」と呼ばれた一室があります。
書院の前には石と石の間に滝に見立てた石が置かれた10坪ほどの
枯山水のお庭がありました。
ここは江戸時代のお庭を紹介した本にも載っていたそうです。
(「都林泉名勝図絵」だったかな? ←少々記憶が曖昧ですみません…。)
今回、山田無文老師による「京の冬の旅」の扁額も展示されていました。
霊雲院の外観。
静かで落ち着いた佇まい。
塀の屋根の装飾、金色ですね。
鐘楼。
拝観している時に一度、ゴーンと鐘の音が聞こえてきたのですが、
もしかすると、この鐘楼からだったのかもしれません。
(御朱印)
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