京の小径

京都のローカルな話題の備忘録。

ICOM 「京博寄託の名宝 -美を守り、美を伝える- 」展。

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ICOM京都大会開催記念特別企画の「京博寄託の名宝 -美を守り、美を伝える-」を

観てまいりました。

(看板は国宝の頼朝さん。)

 

f:id:kazenokomichi:20190902114454j:plain俵屋宗達風神雷神図をはじめ、国宝がたくさん展示されています。

前回、国宝展の時にはすごい行列のなか、見に行った記憶がありますが、

今回は日曜日にもかかわらず人も多くなくて、ゆっくり見ることができました。

(とはいえ、閉館間近だったので、最後は駆け足でしたが、^-^;)

料金も通常料金(520円)で見学できるので、なんだかすごくお得感が♪

(ちなみにうちの子はキャンパスメンバーズだったので、無料でした。

キャンパスメンバーズの大学や中高のみなさまは是非ご覧になってくださいな。)

 

今回、これも国宝だったのね!と印象的だったのは、

与謝蕪村の「夜色楼台図」。

結構、近代絵画の中でも国宝になっているものはあるのですね。

 

あと、道長の娘の中宮彰子が延暦寺に収めたという「金銀鍍宝相華文経箱 」。

もしかしたら、この箱の前で中宮と女房の紫式部が会話していたかも?とか

そんなことをふと夢想してしまいました、^-^;

 

ほかにもこのコーナーはほとんどの品が国宝!という展示もあったりして、

京博はほんとよいもの寄託されているなぁと思います。

 

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そういえば、この宝誌和尚立像(重文)は、

以前の展覧会で見たことがあったのですが、その時も結構衝撃を受けたものでした。

像の右上は「色絵蓮華香炉」(重文)、下は銅鐸(重文)。

そして狩野正信の「竹石白鶴図屏風」(重文)。

 

ここに写真はありませんが、迫力あったのは、 海北友松の雲龍図(重文)

あと八坂神社の太刀とか、

熊野速玉大社の籬菊蒔絵手箱および内容品も見応えありました。

(櫛がものすごく細やかで、あれで梳くのかとちょっとびっくり。)

↓化粧箱の京博の説明があったので、リンク貼っておきます。

https://www.kyohaku.go.jp/jp/theme/floor1_6/f1_6_koremade/shikko_20150224.html

 

(おまけ)

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明治古都館は今、内装を見学できます。^-^

↓詳しくはこちらに記しています。

kazenokomichi.hatenablog.jp

 

京博寄託の名宝は9月16日までです。

なお、9月7日は無料観覧日らしいです。(混むと思いますが、^-^;)

https://www.kyohaku.go.jp/jp/project/icom_2019.html