京都市美術館で「ボストン美術館華麗なるジャポニスム展」を見た後、
お向かいの京都国立近代美術館で開催されている「ホイッスラー展」に
行ってまいりました。
ホイッスラーという画家さん、実はこの展覧会があるまで知らなかったのですが、
アメリカのボストン近郊に生まれ、パリの印象派のが画家たちと交流を持ちつつ、
ロンドンを拠点に活躍した、19世紀後半を代表する画家さんだそうです。
このホイッスラーも日本の美術・工芸品から大きなインスピレーションを得て
作品を描いたそうです。
(ちなみにこの絵は日本と中国が混じり合っておりますが。)
(↑スミソニアンのHPより。
The Peacock Room | Exhibitions | Freer and Sackler Galleries)
現在はスミソニアンのフーリア美術館にあるという「孔雀の間」。
壁に孔雀がかかれ、そして天井一面に孔雀の羽が描かれています。
(でも依頼主レイランドの留守中に勝手に天井は描いたそうで、
それによってレイランドと決別したそうですが…。)
これなどはホイッスラーの東洋趣味が
全面に押し出されている作品(作品という言い方でいいのかは疑問だけど。^-^;)で、
金襴豪華でもうまばゆいばかりでした。
(この「孔雀の間」は映像による観賞)
あと、日本の落款を真似した蝶々をモチーフにしたサインをしていたようです。
↓参考
ホイッスラー展関連ワークショップ 書でつくるオリジナルサイン
表の看板にも使われていた「白のシンフォニーNo.2」
愛人のジョーさん、何気に日本の団扇を持っていますね。
こちらも「白のシンフォニーNo.3」。
ホイッスラーはシンフォニーやノクターンなど、
後期の作品には音楽的な表題をつけていたようです。
晩年、彼は広重の花火の浮世絵にインスピレーションを受けた作品を
発表したそうですが、それが評論家から酷評され、
裁判にまで発展したそうです。最終的には勝訴したらしいですが、
裁判に莫大なお金がかかり、それで破産の危機に陥ったとか。
おそるべし浮世絵の影響力…。
美術館のエントランス
窓から紅葉が見えます。
4階の窓から。
4階のコレクション展もすすすっと見学。
(もう疲れ果てていたので、さらりと…^-^;)
朝の9時過ぎから美術館をはしごして見終わったのは13時半頃。
「cafe de 505」 カフェ | 京都国立近代美術館
こちらのテラス席で、遅いお昼をいただきました。
ここは生パスタがいただけるお店なので、
オットとムスメはパスタをいただきました。
けれど、私はフルーツ&ミックスサンドの言葉に惹かれ、
ふらふらとそちらに。^-^;
左がフルーツサンドで、右がミックスサンド。
フルーツサンドはオレンジ、キーウィ、(黄桃も入っていたかな?^-^;)
それにイチジクがはさまっていました。
イチジクが嬉し♪
テラス席からのながめ。
んん…なにかいるぞ。
いたのは猫ちゃん。
もう1枚…あれれ?もしかして手前に黒猫もいた?!
(家で写真を見るまで、この手前の黒猫には気づかんかった〜!
そういえば、時々、うぎゃーっと、猫のケンカの声が聞こえていた…
この黒猫とやり合っていたのか…^-^;)
疏水のほうに視線を向けると…、アオサギさんが彫像化しておりました。^-^
秋晴れの穏やかな日だったので、このテラス席がとても心地よかったです。
(おまけ)
ホイッスラーメモ。
おひげが気に入って、ムスメが買いました、笑。 ^-^;