京の小径

京都のローカルな話題の備忘録。

京都東山福めぐり

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「京都東山福めぐり」に行ってきました。


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12ヶ所の社寺を参拝すると、上記のような守り札がもらえるというものです。

 

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それぞれの守り札にご利益が書かれています。

瀧尾神社は「財運向上」 恵美須神社は「商売繁盛」 岡林院(こうりんいん)は「子供守護」 京都霊山護国神社は「心願成就」

 

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圓徳院は「疫病退散」 三面大黒天は「金運上昇」 霊山観音は「災厄除」 春光院は「開運勝利」

 

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高台寺は「無事消光」 高台寺利生堂は「安寧」 高台寺天満宮は「学業成就」 清住院は「十種勝利」 

高台寺の「無事消光」の消光とは、”月日を送ること。日を過ごすこと。消日。”

無事に日々を過ごすことという意味だそうです。

 

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まずは少し離れている「財運向上」の瀧尾神社から参拝。


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普段は非公開の全長8メートルに及ぶ木彫りの龍。

江戸時代末期の彫物師、九山新太郎の作。なかなか迫力ありました。


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次に訪れたのは「商売繁盛」のえべっさん


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龍の絵が飾られていました。


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こちらは「子供守護」の岡林院(こうりんいん)

 

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ここはご住職がとてもよい方で、お話を色々させていただきました。

お庭も素晴らしかったです。

 

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「疫病退散」の圓徳院

 

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写経や箱庭作りなど、いろいろな体験もさせていただきました。

 

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「無事消光」の高台寺 開山堂

普段は非公開の狩野山楽筆の雲龍図を見ることができました。


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「災厄除」の霊山観音

左にある「願いの玉」にお願いをしてきましたよ、^-^


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「開運勝利」の春光院

 

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「心願成就」の京都霊山護国神社

この坂道がきつかったです。

でも帰り道では美しい夕景に出会えました。

↓Today's Photoのほうにあげています。

kazenokomichi.hatenablog.com

福めぐりの案内パンフレット

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最後は駆け足だったので、ゆっくり巡れてない社寺もあります。

ほんとは3日かけてゆっくり拝観するのが理想なのでしょうね。

護国神社に行った時間はもう遅くて、霊山墳墓のほうに行けなかったのはちょっと心残りです。

 

(おまけ)
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福めぐりの冊子を見せると、ひと休み処「乃あん」でお茶とお菓子をいただきました。^-^



令和六年辰年「新しい日本を寿ぐ迎新展」@下鴨神社

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令和六年一月 下鴨神社に参りました。

 

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今年も吉川壽一氏による舞殿にぐるっと四周囲「新しい日本を寿ぐ迎新展」が開催されていました。(1月18日まで)

 

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今年の干支の辰(龍)です。

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龍と八咫烏


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双龍と雲。「雲龍」ですかね。


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  ながめても あはれと思へ おおかたの 空だにかなし 秋の夕暮

 

それぞれの干支に鴨長明(かものながあきら)の和歌が添えられています。

 

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こちらは子、丑、寅、卯

 

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  ながむれば 千千にもの思ふ 月にまた 我身ひとつの 峰の松風

 

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   枕とて いづれの草に 契るらむ 行くを限りの 野べの夕暮

 

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  松島や 塩くむあまの 秋の袖 月はもの思ふ 習ひのみかは

 

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  はつせ山 鏡のひびきに おどろけば 澄みける月の 明け方の空

 

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巳、午、未、申

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  夜もすがら ひとり深山の 槙の葉に 曇るの澄める 有明の月

 

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  人もみな かつらかざして 千早ぶる 神の美あれに あふ日なりけり

 

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  袖にしも 月やどれとは 契りおかず 涙はしるや うつの山ごえ

 

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  いかにせむ つひの煙の 末ならで 立ちのぼるべき 道もなき身を

 

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酉、戌、亥

 

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  みればまづ いとど涙そ もろかづら いかに契りて かけはなれけむ

 

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  たのめおく 人もながらの 山にだに 小夜ふけぬれば 松風の聲

 

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そして亥

  石川や 瀬見の小川の 清ければ 月も流れを たづねてぞすむ

 

 

↓こちらは去年の「迎新展」の様子です。

kyonokomichi.hatenablog.com令和五年卯年の記事には、ところどころ少し和歌の注釈も入れています。

 

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干支絵馬

(令和6年1月5日、6日撮影)

今年もよろしくお願いいたします。