京都髙島屋で開催中の「永楽歴代と十七代永楽善五郎展」を見てまいりました。
永楽家は京焼きの名門、千家十職のひとつ「土風炉・焼物師」にあたります。
この展覧会では、十代から十七代とその息子さん陽一氏の作品
約250点が並んでいます。
どの作品も美しく、そして雅(みやび)でした。
特に印象に残ったのは、十六代の雪月花の皆具。
月や桜の花もいいけれど、何より雪の結晶に魅入られてしまいました。
(雪の結晶の器って、あまり見たことがなかったので印象的だったのかも。)
そして十七代が孫娘さんのためにつくられたという筍の皆具。
かわいく輝くかぐや姫がまるでそこにいるかのような皆具には、
孫娘さんへの愛情が感じられて素敵でした。
京都髙島屋での開催は4月25日まで。
その後、4月27日から5月8日まで、大阪の髙島屋で開催されます。
京の雅が堪能出来る展覧会です。