東山仁王門にあります「信行寺(しんぎょうじ)」の特別公開に
行ってまいりました。
信行寺は山号を道源山と称する浄土宗総本山知恩院の末寺だそうです。
今回の目的は若冲が天井に描いた167枚の「花卉図(かきず)」を拝観すること。
(入り口より中はカメラ撮影出来ないので、
ここからは聞いてきた説明を備忘録として記します。)
南北に八段、東西に二十一列の計168枚の格子面に描かれ、
東北角のひとつは若冲の落款になっています。
落款には、米斗翁八十八歳、若冲居士とあるそうです。
若冲はほんとうは84歳で没したらしいのですが、四という数字は
縁起が悪いということで、八になっているとか…。
お花は牡丹がもっとも多く描かれ、あと菊、梅も多く描かれています。
めずらしいところでは、ひまわり、ハイビスカスやサボテンなど。
あと朝顔や鶏頭、秋海棠、紫苑などなど。
白い花や一番よくわかり、次に赤い花が分かりやすかったです。
私が行ったのは午後3時を過ぎてからでしたが、
西の障子を開け放して西日が挿すと、絵の様子がよくわかりました。
逆に日が陰ると、暗くてあまり見えなくなりました。
あと、一茎二花の蓮を持つ木造観音菩薩像も拝観。
天台宗第三座主慈覚大師円仁の彫刻と伝えられているそうです。
(おまけ)その1
入り口から見えた毘沙門天の屋根瓦♡
(おまけ)その2
悩んだ末に本は後で買えるかもと思って、絵葉書のほうを買いました。
そして、お約束の(笑)クリアファイル。
これは画譜コレクションのシールです。
使うのもったいないかも…^-^;;
ー☆ー
今日の午前中は整理券の発行があるほど、混雑していたそうです。
係の人の話だと、お昼時と3時以降は少しマシになったとのこと。
また、天井画の見え方は、天候にかなり左右されるかもしれませんね。
なお、御朱印はされていないそうです。
特別公開は11月8日までです。