京言葉で「むし養い」というのがあります。
これはお腹の虫を養う、要するに「空腹を一時的に紛らわす」との意。
お腹の虫を養うって…、最初聞いた時はびっくりしましたが、
このなんというか、腹の虫を養ってやるんやという感覚が、
なんとも京都の人らしい言い方やなぁ…と、思ったりします。
これは「半兵衛麩」の「むし養い」。
お麩の田楽やら、
くみ上げ湯葉。
みぞれ椀に、
白みそ仕立ての生麩など。
むし養いどころか、おなかいっぱいになりました。^-^;
お酒は佐々木酒造の「古都」を冷やで。
こちらの建物、1階はお麩を販売されています。
1階のステンドグラスのシャンデリア。
2階には、昔のお弁当箱の博物館があります。
これがなかなか面白いのです。
昔の人が嵐山へ花見行楽に行く様子や、
夏、川床の納涼をしている姿をしのぶことが出来ます。
とくに川床は、今のように高い床じゃなくて、
ほんと川に足を浸しながら楽しめるような床なのです。
これは楽しそう!
梅のお花の形をした生麩と、乾燥の花麩をお土産に帰りました。
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この記事は「Kazenonaka」から移動させ、
加筆修正を加えました。m(_ _)m