先日、建仁寺塔頭霊源院の特別拝観にいってまいりました。
入り口のツワブキ♪
この日、霊源院を訪れた目的は、この「りんどうの庭」の拝観でした。
甘茶に囲まれた布袋さんの足もとにもりんどうの花が♪
リンドウは漢字で書くと「竜胆」。
可愛らしいお花なのに、なんだか漢字が厳めしいと思ったら、
生薬「リュウタン」の原料のひとつらしいです。
甘露庭にもちらほらと竜胆が咲いていました。
こちらは玄関にあったリンドウに比べると花の色が濃くて、
葉っぱが細いですね。
そして、ピンク色の竜胆も咲いていました。
この掛け軸が心に残ったので、
受付の方の許可を得て、撮らせていただきました。
「こころころころ ころころ心」
この書は、小堀泰厳老師(建仁寺の一番偉いお方)によるものだそうです。
この一文を唱えているだけで、
心がまろやかに、そして穏やかになっていく気がします。
そして最後が漢字の「心」という文字で、
ころころと転がっていたこころを、きりりと受け止めている感じがいたします。
帰り道、
振り返ると、空が綺麗でした。
お坊さまの「禅」とは…のお話を思い出しながら、
この道を歩きました。
霊洞院の向こうに広がる秋空。
「そういうものだ」という心持ち、
心にとめておきたいと思います。
「りんどうの庭」の公開は18日まででしたが、
10月30日からはじまる第51回京都非公開文化財特別公開で、
再び「霊源院」は拝観することが出来ます。
りんどうにはまだまだ蕾がついていましたから、
10月30日からでも、見ることが出来るかもしれませんね。^-^
<関連エントリー>
kazenonakanotabi.hatenablog.jp
昨シーズンの冬に訪れた時の霊源院の様子です。
毘沙門天立像に関しては、こちらの記事に詳しく記しています。
kazenonakanotabi.hatenablog.jp
「甘露庭」の甘茶の花が咲く頃の霊源院です。
色とりどりの甘茶の花に魅了されました。