先日、京都市美術館で開催されている「ルーブル美術館展」に行ってまいりました。
今回の「ルーブル美術館展」は
「風俗画」というものに焦点があてられたものでした。
この展覧会では16世紀初頭から19世紀にわたる風俗画が展示されています。
西洋の絵画での格付けは
「歴史画(所謂、宗教画)」「肖像画」「風景画」「静物画」
そして「風俗画」となるらしいのですが、
こうした「風俗画」にスポットをあてた展覧会は珍しいらしいそうです。
(でしょうね。なんだか今までの西洋画の展覧会とは
ひと味もふた味も違ったように感じました。)
この看板がすごく大きな絵だったので、大きな絵かと思ったら、
思いのほか、小さな作品でした。
ほとんど外に出ることがなかったそうです。
数奇な運命をたどった絵画だったらしい。
機会があればいつか、この対となる作品の「地理学者」
(フランクフルト・シュテーデル美術館所蔵)も見てみたいものです。
(ジャン=バティスト・グルーズ - Wikipedia より)
自分の中で印象的だったのは「割れた水瓶」という作品。
透明感のある肌の美しい少女なんですが、
その解説になんだか衝撃をうけてしまいました。
うちに帰ってから調べたら、この作品を最初に注文した人物が
あの「デュ・バリー夫人」だったことに、
また別の意味で衝撃を受けてしまいました。
(デュ・バリー夫人と言えば、あのマリー・アントワネットをも
屈服させたルイ15世の愛人ですね。)
彼女がどういう経緯でこの絵を注文したのか、
ちょっと興味深いものがあります。
見終わって出てきたら、空がまた芸術的な雲でした。^-^;
平安神宮の鳥居とともに。
疏水に映り込む空。
(むしやしない)
お向かいの近代美術館のカフェで、しばし休憩。
いただいたのはあんみつに抹茶アイスがのった「宇治川」。
当初、ワッフルをいただこうかと思っていたのですが、
もう売り切れでした。残念。
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