少し前、「本屋の窓からのぞいた京都」の新版が出たことに気づいたので、
自転車に乗って恵文社に行って来ました。
恵文社の入り口。
(あ、写真に写ってる自転車は私のではありません、^-^; )
ここの本屋さんへ行くと、いつもワクワクします。
それは自分が知らなかった本との出会いが必ずあるから。
今回は、この本に出逢ったので、これも一緒に。
(まだ積読になっているけれど。^-^;)
絵本コーナーではこの本。
挿絵を見ているだけでも楽しい1冊。
こちらは隣り合わせになっているギャラリーアンフェールの入り口。
恵文社らしい文具や雑貨など、こちらもいつ見ても楽しい。
新版 本屋の窓からのぞいた京都 ~恵文社一乗寺店の京都案内~
- 作者: 恵文社一乗寺店
- 出版社/メーカー: マイナビ
- 発売日: 2014/09/20
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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で、この本です。
これは恵文社のスタッフによるエッセイ集。
第1章では、「こんな本や雑貨を売ってきた」
1冊、1冊、恵文社においている本を紹介しながら、
それにまつわるエピソードが書かれています。
そして、これを読むと、どの本も手に取ってみたくなります。
第2章は、「本屋から始まり、京都へ」
これは、恵文社的京都案内。
鴨川デルタや古本市、手作り市など、恵文社の好みがあらわれています。
第3章は、ふだんのおいしいもの。
ここで紹介されているローカルなお店は
ふだん近所の人が利用するようなお店たちだったりします。
(でも、この章の最後は近所じゃない「六曜社」だけれど。)
双鳩堂さんはなじみのある和菓子屋さん。
でも、鳩もちは買ったことなかったかも…、^-^;
第4章は、「一乗寺人間山脈」
恵文社とつながりのあるクリエイターな人たちの紹介。
第5章は、「京都今昔」
このなかの「かつて映画館があった街」は
私たちの年代にはぐっとくる話だと思う。
今はスポーツクラブとなっている場所、
ここにはかつて「京一会館」という映画館がありました。
私は入ったことはなかったけれど、
なかなかクセのある映画館だったから、
よく覚えています。
この中で中村よおさんの文の引用があるのだけれど、
その引用の最後にちょっときゅんとなりました。
朝の十一時から夕方の五時まで、たっぷり映画を堪能した後、
天下一品でラーメンを食べ、地球屋で一杯飲んで帰る…というのは
贅沢な休日の過ごし方やったね。
こんなところで、「地球屋」が出て来るとは思いませんでした。
「地球屋」は今もあるけれど、
私が行っていた頃の懐かしい人たちはもういない…。
(おまけ)
「えいでん」一乗寺駅付近。
10月になっても勢いがあった朝顔。
線路に進出しているところが「えいでん」らしい。
ここは、P61に掲載されている写真と同じ場所。
通りかかった電車は「有頂天家族」仕様でした。
ガタンゴトンと遠ざかる電車。
「えいでん」の、この長閑な感じが好きだったりします。