よく晴れた日曜日、
京都市美術館で開催されている、
「ボストン美術館・華麗なるジャポニスム展」に行ってまいりました。
(↑この写真はお向かいの「京都国立近代美術館」から撮りました。)
朝早くだったせいか(といっても9時半前)、空いていました。
なので、ゆっくり、ゆったりと見学。
今回の目玉はこのモネの「ラ・ジャポネーズ」。
(はがきをぱちりとしたのですが、ピンぼけですね、^-^;)
くみちょう (id:Strawberry-parfait)さんが以前ご覧になったというので、
興味があった絵です。
横にあった解説文によると、
この打掛の柄、謡曲「紅葉狩」の一場面を切り取ったものと
言われているそうです。
(たしか)この絵が参考資料のように小さく展示されていました。
おや、月岡芳年の「紅葉狩」とな…、それならばきっと、
妖怪へぇこいた (id:youkaiwiki)さんところに行ったらあるにちがいないと思ったら、
やっぱりちゃんとありました。^-^
(さすが、へぇこいたさん♪ ありがとう。)
ということで、あの武士の絵は平惟茂が鬼女を気づいて、
刀をぬくシーンということになります。
ただ、舞台ではお芝居の題材自体が着物の絵になることはないので、
これは旅芸人の芝居小屋のようなところの衣装ではないかとの
推測がなされていました。
そのような旅芸人の衣装と思われるものがどのような経緯を経て、
ヨーロッパに渡っていたのだろうと思うと、面白いですね。
結構、浮世絵の展示があり、広重と北斎を堪能いたしました。
↑ 上の絵はがき3枚、いずれも広重です。
一番右の竹に雪が積もっているシーン、好きです。
(竹に積もった雪の様子も好きだけれど、何よりも雀が可愛い♪)
あと、(だれの浮世絵だったのかが思い出せないのだけれど)
近江八景の石山秋月の中に
まさかボストン美術館展で、石山寺が出て来るとは思いませんでした、^-^;
モネをはじめ、印象派の画家たちが、こうした広重や北斎の浮世絵から
インスピレーションを得て、
それに影響を受けた作品をけっこう作っているのですね。
(おまけのお話)
この相撲の行司の名前が「木村庄之助」となっていることにオットが気づきました。
この絵の方は何代目なんでしょう?
ちなみに当代は37代目だそうです。
(お土産)
猫ちゃんのメモと付箋。
五十三次の絵はがきフルセット。
こんなことなら、永谷園のおまけをちゃんと取っておくんだった、^-^;
五十三次のトランプも売ってました。
(欲しかったけれど、鳥獣戯画に続き、このトランプも我慢。^-^;)
ムスメが「すごい!これ!ほしい」と言った北斎漫画。
今日は生憎現金をあまり持って行ってなかったので、その場では買わず。^-^;
(お金をお財布に入れて行くのを忘れたのです。
チケットを買うのにムスメにお金を借りた…、^-^;)
ボストン美術館 華麗なるジャポニスム展 | ボストン美術館 華麗なるジャポニスム展
このあと、向いの「京都国立近代美術館」で開催されている
「ホイッスラー展」を見に行きました。
(私にしてはめずらしくはしご…。)
というわけで、続きます。