京の小径

京都のローカルな話題の備忘録。

イングリッシュガーデン ~英国に集う花々~ @京都文化博物館

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三条にある京都文化博物館

 

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今、「イングリッシュガーデン展」が開催されています。

これはロンドンにある世界遺産「Kew(キュー)王立植物園」所蔵の

ボタニカルアートコレクションをもとに植物画や工芸品の展示、

また、ダーウィンをはじめ、

19世紀に世界各地から珍しい植物を集めてきた人たちの軌跡も

展示されています。

 

f:id:kazenokomichi:20160522145600j:plainチケットと植物画の葉書(色鉛筆で彩色出来るようになっています)。

 

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お土産の絵葉書。

 

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中庭には、イングリッシュガーデンが再現されています。

 

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紫陽花やジキタリスなど♪

 

ー☆ー

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ところかわって、京都府立植物園

この薔薇はガートルート・ジェキル(Gertrude Jekyll)という名です。

 

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イングリッシュガーデン展では、この薔薇の名前のもととなった

ガーデンデザイナーのガートルード・ジーキルの

展示もありました。

彼女についての話は別の薔薇の記事にて書いています。

kazenokomichi.hatenablog.jp

ガートルード・ジーキル - Wikipedia

 

kazenokomichi.hatenablog.jp

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京都府立植物園でのイングリッシュガーデンのコラボ。

ガードルード・ジーキルの色彩によって植物を配置する

という考えが反映されています。

 

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赤の庭。

 

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青の庭。

 

www.bunpaku.or.jp

「イングリッシュ・ガーデン」の展示は6月26日(日)まで。

 

3階では企画展「江戸の植物画」、

2階では「月鉾の名宝」が同時に開催されています。

これはまた別の記事で。

永楽歴代と十七代永楽善五郎展 @ 京都髙島屋にて。

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京都髙島屋で開催中の「永楽歴代と十七代永楽善五郎展」を見てまいりました。

 

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永楽家は京焼きの名門、千家十職のひとつ「土風炉・焼物師」にあたります。

この展覧会では、十代から十七代とその息子さん陽一氏の作品

約250点が並んでいます。

どの作品も美しく、そして雅(みやび)でした。

 

特に印象に残ったのは、十六代の雪月花の皆具。

月や桜の花もいいけれど、何より雪の結晶に魅入られてしまいました。

(雪の結晶の器って、あまり見たことがなかったので印象的だったのかも。)

そして十七代が孫娘さんのためにつくられたという筍の皆具。

かわいく輝くかぐや姫がまるでそこにいるかのような皆具には、

孫娘さんへの愛情が感じられて素敵でした。

 

京都髙島屋での開催は4月25日まで。

その後、4月27日から5月8日まで、大阪の髙島屋で開催されます。

京の雅が堪能出来る展覧会です。